Ruurie'sHerbShop4
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アルが魔術師代表委員会へ何の報告もせぬままルゥリィの元に転がり込んで1年と9ヶ月。いつかは来るだろうその時の不安を感じる暇も無いほどにルゥリィは忙しく日々を送っていた。何故なら町では性質の悪い風邪が大流行してしまい、医者を呼ぼうにも1ヶ月はかかるそうで、町の人は皆、ルゥリィの作る薬に頼っていた。そんな訳でこの日もルゥリィは椅子に座って2時間ほどの仮眠しかとっていなかった。
外は既に明るくもう1度眠るには遅すぎ、少しばかり疲れた身体に少しだけの休憩時間を…とお茶を飲もうとしていると(左ページ参照)アルが恨めしそうな声を出し起きて来る。
アルはそんな生活を送るルゥリィを何かと心配していたし、2人だけの時間が持てない事に不満も感じていたから、町に行くのは自分1人だけで良いから休んでくれというが、ルゥリィは今までの風邪と違うから私が診なければいけないとアルの申し出を断る。アルもその事を聞き分けてくれたんだと思うもつかの間「町の人より、ルゥリィ優先」と言い切り、お店のカウンターの下からlルゥリィを求める。
そんな最中、窓の外にトムの姿が見え、アルに中止を訴えるも聞いてくれず、そのまま続行。何とかトムには秘密のままに営みを終えることが出来たが、トムは1人の女の子を連れてきていた。
女の子は待たされた不満も露に戸口に立つと、いきなりアルに挨拶を始めた。それを見て顔色の変わったアルにルゥリィは誰かと訪ねると女の子は、自分は魔術師代表委員会、審議部、査問官のアプリコット・マルリエリだと告げる。

ついに来てしまったこの時にルゥリィは震えてしまうがアルの笑顔に落ち着きを取り戻し、アプリコットがここに暫く滞在し、アルの行方不明だった期間の取調べをする事を余儀無くされた。
しかしそれにアルが大反発。何時もの口調に輪をかけ悪い言葉でアプリコットの滞在を反対するが、反対に「お慕い申し上げております〜!」の言葉でおされてしまう。そんな中フィフィが森から帰りアプリコットの傍に行ってしまい、ルゥリィは少しだけ孤独を感じてしまう。
本文。始めのページから
薬の運搬をトムに頼み、結局は皆でルクォーテの自宅へ。
アルに冷たい態度を取りつつ町の人の診察をしているとルクォーテが部屋を訪れる。彼女もルゥリィの頑張り過ぎを心配して気遣うが、アルに付いて外に出た筈のアプリコットが「子供のお医者さんごっこ」みたいだと、心に刺さる一言を残し部屋を出て行く。
唯でさえ薬が効かない事に自分の勉強不足を感じていたルゥリィは落ち込みそうになるが、ルクォーテの言葉に元気を取り戻した。
夜、ルゥリィとやっと仲直りしたアルはまたも2人だけの時間を持とうと薬作りの手伝いをすると申し出るが、アプリコットに部屋から追い出されてしまう。2人きりになるとアプリコットは預かって来た薬草の専門書を手渡してくれたので、礼を述べるとルゥリィは未熟だと、またも指摘されてしまう。…そしてなんで学校を去るときにきちんとアルと別れてくれなかったのかと…。
アプリコットが言うには、アルは魔術師代表委員会のTOP8名に魔術のセンスをかわれ、次代の代表入りを任命されていたにも拘わらず行方不明になってしまった。普通ならばそこで資格が無くなる筈だったが、何とかアプリコットや関係者達によって保留に持ち込めたという。けれどアプリコットは、ルゥリィを何もかも捨ててまで追う様な人ではなかった。だからアルの為にも早く別れろと言い残し部屋を出て行った。
部屋の2階、寝室で今夜も読書をしつつアルはルゥリィを待っていた。
小さな物音に待ち人が来たと声を掛けると、そこには寝巻き姿のアプリコットが立っていた。
アルは部屋から追い出そうとするが、アプリコットは「昔の様に抱いてくれるまで部屋を出ない」と言い張るが、アルに「今以上に傷つけたくない」と言われてしまい、強がり今日は退くと言い残し部屋を出て行く。残されたアルは困惑するばかりだった。
翌日、いまだ昨日の出来事を引き摺っていたルゥリィは診察中にボーっとしてしまい、ルクォーテと乳母のキャリングの問いかけに驚き飛び上がる。
その場は何とか誤魔化しルクォーテに送られ部屋を出ると、程なくして二人の前にまたもアプリコットが。そしてルクォーテの容姿を褒めたかと思うと、新しい恋人か?と言い出す。それは失礼だし、憶測で物を言わないでとルゥリィが怒ると、憶測でなく、真実なら信じてアルと別れるのかと語りだす。
それは、ルゥリィが学校を去った後、アプリコットとアルは恋人同士で、閨も共にした…という衝撃的な言葉だった。
…5に続く
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